2019年2月26日 (火)

愛人募集

昔から小説や映画が好きで、作り物の恋愛はたくさん体験してきた。
たぶん、美化されたそんな関係が自分にとっての基準になってしまったのだろう、僕はこれまでリアルな恋愛とは程遠い人生を送っていた。
この子、いいなあと思ったことは何度かある。しかし、同時に嫌な面も見えてしまうのだ。映画風に言えば、カメラに映っていない部分が見えてしまったというか。
そうすると、一気に冷める。大失恋した男は何人か知っているが、僕の場合、失恋までにさえ至らないのだ。つまり、恋愛脳が全く機能していないのである。
ただし、世間の男並みに性欲は持ち合わせている。AVを見て処理はしているが、僕にとってAVは性処理の道具であり、AV女優がリアルな人間とは思っていなかった。
リアルな恋愛とセックスをしてみたい。恋愛は気持ちの問題で自分には無理だとわかっていても、セックスはお金があれば可能だ。
風俗に足を踏み入れる度胸がなく、僕は愛人募集掲示板でセックスさせてくれる女性を探した。
愛人募集と言っても、本当に愛人が欲しいわけではない。俗な言い方をすれば、性処理させてくれる女性がほしいのだ。
何人かにあたってみたところ、一人の女性がOKしてくれた。お金を払ってAV体験をさせてくれる人だ。
彼女は、何処にでもいそうな普通の女性だった。年齢は僕と変わりはない。
愛人契約
ちょっとすかした雰囲気があり、愛人募集についてもお金稼ぎの手段と事務的に割り切っているようだった。恋愛できない僕にとっては、都合のいい相手である。
正直に童貞であることを告白すると、彼女はちょっと驚いていたようだった。
あまり自分からリードすることがないから、上手くやれなかったらごめんなさい、と先に謝ってくれた。
そして、僕の前には初めて生で見る女性の裸体があった。
風呂上がりの彼女の肌は温かった。しかし、AVが始まると同時におっ勃つ僕のモノは、今日に限ってはおとなしかった。
彼女も手や口で協力してくれたが、ついぞ、僕が元気になることはなかった。
フィクションでは反応する僕が、リアルでは全く反応しなかった。僕はセックスさえできないのかと暗い気持ちが押し寄せた。
落ち込む僕に彼女は「まずは恋愛から始めてみたらどうかな?」と言って、僕を慰めるかのように背中からハグしてくれた。
僕は、肩に顎を乗せてきた彼女を顧みた。優しい表情だった。気遣ってくれる彼女の気持ちが、僕の恋愛脳に流れ込んできた。
デート援
愛人契約の相場

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